PC静音化のために、まずはやること
PC うるさいなーと思ったら。
自作 PC の場合、いろいろできることがあります。
どれもお手軽ですが、自作 PC で構造を把握しているからこそできることもあります。
Lv.0: ファンコントローラで回転数を下げる
マザーボードのファンコントローラは、本体の温度や負荷に連動して回転数を制御する機能がついていることがあります。
これが最初は動いていたはずなのに、なにかのアップデートで設定が外れてしまうことがあります。
ウチは MSI のマザーボードを使っているので、Command Center
というソフトを使用しています。
BIOS で設定できて、こちらは設定するごとに再起動が必要ですがソフトウェアは不要です。
うるさいなーと思って確認したら、CPU ファン、システムファンともに「マニュアルモード」になっていて常時フルスロットル運転でした。
これを「スマートモード」にして自動制御すると、低負荷時のファン回転数が抑えられます。
とっても静かになりました。
設定だけなのでオススメ。
まずは確認。
Lv.1: 掃除
簡単ですが効果的です。
1 年ほど使っていると、ケース内にホコリが侵入してきてファンに積もったり、放熱フィンに詰まったり、かなりの量のゴミが溜まります。
コレをエアダスターでぶっ飛ばして基盤にダメージを与えないように掃除機で吸うだけでもエアフローが改善してファンの回転を抑えることができます。
マシンの状態チェックのためにも、たまには筐体を開けて掃除してあげましょう。
空きスペースを見て、「グラボ、もう 5cm 長くても入るな」とか思ったら沼です。
Lv.2: 分解清掃
ヒートシンクとファンの間など、そのままでは掃除しにくい場合は分解して清掃します。
言いたくないけど一応。
「分解・復元は自己責任」で。
Lv.3: サーマルペースト塗り直し
今までは掃除機だけで追加費用無しでやってきましたが、初めて消耗品の追加をします。
CPU とクーラーの間に充填されているサーマルペーストを塗り直します。
サーマルペーストってそんな劣化するの?って気もしますが。
実際に1年半ほど経過した CPU や GPU のペーストを確認すると、水分がなくなってカチカチになっています。
もはやペーストではない。
スキマもできているみたいなので放熱しにくそう。
新しくすると気分が良いです。
ペーストの値段もピンキリですが、高くても 1,500 円とかなのでお手軽です。
ペーストの塗り直しによって、ヒートシンクへの熱伝導率が良くなり、結果として温度が下がります。
温度が下がればファンの回転数も下げられるので、結果的に静かになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
結局、「キレイにお掃除」がマシンの静音化に貢献し、結果的に部品寿命も延ばします。
年に一度くらいはやっておきましょう。
静電気の多い季節はおすすめしません。
GW とか良いんじゃないですかね。