随時更新! RDPでできること、できないこと
RDP で仕事して、1 年近く経ちました。
また自宅内でもリビングから RDP でメイン機を利用したり、外出先でちょろっと iPad からブログをビルド&デプロイしたりしています。
Google アナリティクスを見ていると、RDP 関連の記事にアクセスが多いです。
ここで、RDP 経由でできることと出来ないこと、注意点をまとめてみました。
結論を言うと、ほとんどなんでもできる
普段遣いしていて問題ないもの
- Microsoft365(旧 Office365)
- Eclipse、Visual Studio 2019 などの IDE
- VSCode や SublimeText、サクラエディタなどのテキストエディタ
- WSL(Windows Subsystem Linux)
- ブラウザ全般。Chrome, Firefox, Edge(chromium), IE
- Adobe CC 製品いろいろ
- Docker Desktop
- Google Drive
- Microsoft OneDrive
- Line、Slack、Rocket Chat などのメッセンジャー
- Kindle、Calibre などの電子書籍リーダー
- etc.
途中から全部書くのがめんどくさくなりました。
要はプログラミングしてドキュメント編集して、ちょっと画像も編集してという作業では問題になったことはないです。
起動~おさわり程度は問題なかったもの
深く使い込んではいませんが、今の所問題が出ていないもの。
- Unity
- DrawI/O
普通リモートで使うものではないですが、音楽系ソフトも動作はします。
当然、発音がラグいけど。
- Cakewalk
- Vocaloid3 Editor
できないことは少ないが、ある
Blender の起動
Blender
という オープンソースの 3D モデリングソフトがありますが、こいつが起動できません。
グラボが OpenGL3.3
以上をサポートしている必要がある、とのメッセージが出ます。
でも RDP ではなく直接マシンで起動すると問題なく起動します。
どうやら、RDP ではグラフィックカードの動作モードが違う?
Blender でしか確認していませんが、他にも OpenGL 系のソフトウェアは動作しないかもしれません。
3D を扱うもの全般ではなく、Unity や MS 3D ビューアー、ペイント 3D などは動作するようです。
ちなみに Blender をリモートマシンから直接起動した後なら RDP 接続、ソフトウェア操作は一応できました。
いじっている途中で落ちましたが、これは RDP とは無関係かもしれません。
Steam: ゲームアプリ の右クリック操作
RDP 使えなくて一番がっかりしたのがコレですかね。
メインマシンのある部屋は普段エアコンを付けていないので、リビングでぬくぬくゲームしたいなぁと思っていたので。
起動、ステージ選択までは動作するのですが、右クリックからのドラッグが効きませんでした。
ゲーム系では他にも左右ドラッグを受け付けないタイトルがあったので、 Besiege
特有の問題ではないようです。
2020/5/6 追記
Besiegde に限って、この問題はSteam Remote Play Anywhre
で回避できました!
ARM 版 Windows Surface Pro X
に x86 版の Steam クライアントを入れることで動作しました。やったね!
確認できたのは 2 つだけ
他にもあるんでしょうけど、自分で使ってみてだめだったのはこの 2 つ。
Blender モデラー職じゃなければ全く問題ないレベル。
その他、RDP ならではの注意点
できるけど気をつけたほうがいいこと。
ネットワーク接続設定の変更
これ、結構危険です。
自宅のルータ設定いじって再起動したり RDP を VPN につないだり。
VPN 接続後、ホストマシンから Dice などで IP 更新すると、接続先 VPN の IP アドレスになってしまいます。
そうするとクライアントマシンからホストマシンが解決できなくなり、接続不可となります。
幸いオフィスのルータ操作権限を持っていたので、VPN から強制的に切断して IP 再更新することで事なきを得ました。
VPN 経由での接続先を限定することで、この問題は回避できます。
ちなみにこの問題は自宅のルータが VPN パススルー機能を持っていれば、DHCP に割り当てられた IP 指定で会社の VPN 内から接続できます。
また、デフォルトゲートウェイが VPN ではなく自宅ルータのままなら問題ありません。
VPN 経由での接続先を限定したい(Windows)の記事もぜひ御覧ください。
ネットワーク接続できない場合はおうちに帰って設定する必要があるのでちょっと怖いです。
接続設定はお家でやりましょう。
自分は保険で 自宅に RaspBerryPi を起動しておき、そこから IP アドレスの更新をすることで常に自宅の WAN-IP を取得できるようにしています。
マシンの強制停止
Windows10 はフリーズした場合、がっつり動作を止めてしまうことが「あまり」ありません。
大抵は勝手に再起動してくれるので、5 分以内に操作可能になります。
ただ、2 回ほど正常に再起動しなかった場合があり、このときは帰ってリセットボタンを押す必要がありました。
1 年のうちに 2 回という数字が大きいのか小さいのか。。。
本番障害対応中とかじゃなくてよかった。
しばらくこんな事態にはなっていませんが、いつかはあるものと思っていたほうがいいです。
作業ができなくなったときのために予備機(MacBook に Windows をインストールしたもの)はオフィスに置いています。
いつでも再開できるよう、作業はこまめにgit push
で同期しておきましょう。