激安中華 PC BMAX B2 をレビュー
激安中華 PC BMAX B2 を買った
BMAX B2
は Intel 入ってるミニ PC です。
Amazon で購入しました。
タイムセールで値引き中+ 2,000 円クーポンで 18,816 円。
BMAX
って聞いたことなかったですが、中国のメーカーっぽいです。
なんで、なにをするのに買ったのか
24 時間 365 日動かし続けるサーバ用途です。
最初は AWS も検討しましたが、RDB を四六時中動かすとなると最小構成でも結構高い。
自分しか使わないし、別にスケールしてくれなくてもいいので自宅に低電力サーバ立てることを考えました。
AWS の Aurora PostgreSQL だと、1ヶ月で US80$ くらいかかるようですが、自分でメンテできればこれを2ヶ月位でペイできます。
Raspberry Pi4
を持っているので、これを使うことも考えましたが MicroSD の速度の低さと信頼性に不安があります。
SSD ブートを Pi4 で実現する場合は電源とかケースとか SSD とか追加購入になるので結局2万円に近づきます。
また将来的には k3d でのコンテナ運用を考えているので、何かとトラブルの多い ARM アーキテクチャを避けたいという意図もありました。
BMAX B2
ならちょっとしたサーバ用途なら十分なスペックと思われます。
スペック
商品の販売ページには Celeron J4115
と書いてありますが、実際の中身はN4120
でした。
- CPU: Celeron N4120
- RAM: 8GB
- SSD: 128GB
- OS: Windows 10 Pro
- GPU: Intel HD Graphics 600
- Bluetooth: 5.0
- 無線 LAN: IEEE802.11n/g/b に
- 有線 LAN: 1000Base
これだけ見ると安い割にはけっこういいスペックですね。
低消費電力であるのも自宅サーバにいい条件です。
Ubuntu20.04 LTS をインストール
Win10Pro
を消してしまうのはもったいないかなーとも思いましたが、Ubuntu の USB ディスクから起動させてインストール。
BIOS(UEFI?)から boot 順をいじるだけで、特に問題なくすんなりとインストールできました。
ディスプレイ、キーボードなしでの起動も OK です。
openssh-server
入れたら、あとは別マシンのターミナルから作業を続けます。
あとから Wi-Fi のドライバをインストールしていないことに気づきましたが、もともと有線 LAN 前提で運用するので問題ないです。
多分インストール時にサードパーティ製ドライバを有効にするだけで使えるんじゃないかな。
インストールして、空き領域は約 100GiB。スッカスカです。
ちなみに Windows10Pro 起動時は何も入れていない初期状態で 75GB ほどの空きでした。
マイクラ bedrock サーバを動かしてみる
まだアプリが出来上がっていないので、とりあえずちょっとした負荷をかけるために開発マシンに入れていたマイクラのワールドを引っ越しました。
docker でワールドを立ち上げて、動作確認。
うん、ちゃんと動いてる。
移動時のひっかかりもなく結構快適です。
低消費電力
簡易ワットチェッカーで計測したところ、起動時に 11W になったりしましたがアイドル時はずっと 3W を示しています。
ファンを追加しているとはいえ、Pi4 アイドル時の表示は同じ 3W。
小数点表示がないので、さすがに同じってことはないと思いますが、かなり省電力です。これは嬉しいところ。
マイクラで TNT を垂直においてドッカンドッカンさせてみましたが、意外と負荷は低くて 6〜7W ほどでした。
平均負荷を 4W として計算してみると、4W x 24h x 30 日 = 2880Wh = 2.8kWh。
楽天でんきの単価が 26.50 円/kWh だとすると、1 ヶ月で約 77 円!!
そして静か!!
20℃ の部屋でアイドリング中、sensors
コマンドで調べたところ 45℃。
CPU 温度が低い場合はファンが低回転(止まってる?)になるので、ほぼ無音です。
注意点
(2022/3/24 追記)
内蔵 SD カードライタは Ubuntu の自動認識ではドライバあててくれませんでした。
どっかにドライバないかなー
まとめ
軽い REST API サーバが動けばいいや、くらいでそこまで期待していませんでしたが、CPU や RAM、SSD 容量にもまだまだ余裕もあるので他でも併用できそうです。
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