Surface Pro X 買っちゃった
create: 2020-3-8
update: 2020-3-25
Surface Pro X Windows RDP

※ この記事は、Surface Pro XでまともにRDPできるのか?をメインの観点にレビューしています。

Surface Pro X が欲しい・・・が、見送る」の記事を書いてから 2 ヶ月。

妻が「私もパソコン欲しい」と言い出しました。

「Surface Go でいい?」と聞いたら「いい」と言ったので、気が変わらないうちに、Surface Pro X を注文しました。
本体のみで、お高いペン付きキーボードカバーは買いませんでした。
HHKB でいきます!

楽天の値段 + ポイントで一番お得になるとこで買いました。


Surface Pro X とは

Microsoft の Surface シリーズの中でも変わり種、ARMプロセッサを採用した低電力なモバイル特化マシンです。
処理能力やソフトウェア・ハードウェアの互換性を犠牲に、バッテリでの長時間駆動、薄型大画面と他のシリーズとはちょっと違う特徴を打ち出しています。

購入前にいろいろ前評判は見ていました。

  • ソフトウェア互換性が悪いとか
  • ハードウェア相性があるとか
  • ドライバ周りが弱いとか

いろいろ噂・検証結果などありましたが、自分の使う環境でいろいろ確認していきます。

開発(コーディング、Office ファイル編集)9 割の使い方ですが、当然それに応えられる性能を持ち合わせていません。
メインの開発作業は母艦デスクトップに RDP 接続するとして、本体側はブラウジング + Office ファイルをちょこっと編集くらいです。

スペック周り

Surface Pro X の中でもエントリーモデルの、RAM8GB、SSD128GB モデルをチョイスしました。
RDP するだけならもっと低スペックでもいいはず。

CPU

Microsoft SQ1 という、ARM ベースのカスタムチップ。

CPU アーキテクチャがx86系ではなくARM64なので、ソフトウェアの動く仕組みが違います。
当然、x86 系で動くプログラムが Surface Pro X では動かないということがありえますので違いや対応策を理解しておく必要があります。

クアッドコア 3GHz と、モバイル用途にしてはなかなかのスペック。
タスクマネージャで確認すると、ブラウジング程度ならかなり余裕を持って動作します。

またアイドル時にクロックを 1GHz 付近まで落として、積極的に電力セーブしている様子も確認できます。

RAM

8GB モデルなので、あまり余裕ないかなという感じ。
RDP メインで、このマシンで重たい処理はさせないのでここは最初から当てにしてません。

画面

13 インチの PixelSense™ ディスプレイです。
13 インチながら MacBookPro よりも高解像度の 2880x1920 (267 PPI) です!
アスペクト比は 3:2 の Surface 仕様。

機種 Surface Pro X Surface Go Macbook Pro 2016
解像度 2880 x 1920 1800 x 1200 2560 x 1600
サイズ 13inch 10inch 13inch
PPI 267 217 227

Macbook Pro とほぼ同サイズで、より高詳細です。
Surface 以外の Windows 機もコレくらい頑張って欲しいところ。

USB-C 端子を 2 基搭載

Surface 端子も持っていますが、汎用的な USB-C コネクタを 2 基持っているのも嬉しいところ。
Macbook Pro とも共有できる一般的な USB-C 電源で充電できます。

Surface 電源アダプタ

Go と比べると Surface Pro X のアダプタは電源コード、トランス部、そこから伸びるコードと部品点数が1つ多いです。
トランス部に USB-A のポートがあり、そこから給電はできますが接続はできないみたいです。

充電を示すランプが側面に 1 つだけになりました。Surface Go の時は前面と後面が光るのでわかりやすかったですが、今回は角度によっては見にくいです。
特に画面を右側に置いているとき。
前面にあるとまぶしいという要望を受けてのことかもしれませんが。

なお Surface Go のアダプタはそのまま使えました。
いろいろ差し替えできるので、普段は USB-C で充電しています。

OS 設定

ディスプレイ設定

画面は 100%のドットバイドットだと文字が小さすぎて疲れるっていうかほぼ見えないので 125%表示。
Surface Go よりはかなり広いのでだいぶ快適!

クライアント側を 125%にしていると、RDP で接続したときにリモート側も自動で 125%表示してくれます。
便利。
リモート側では 125%表示にディスプレイモードを切り替えるため、初期表示にちょっともたつきます。

SIM 設定

DMM Mobile(現在は楽天が経営)のデータ SIM。
問題なく APN 設定ができて、データ通信もできました。
これで外に出ても RDP できます。

ハードウェアのセットアップ

Surface Pro X 専用キーボードカバーは買わなかったので、キーボード、マウスなどを接続します。
コロナ対策で在宅勤務がメインになってしまったので、繋がりそうなものをいろいろ検証してみました。

HHKB(Happy Hacking KeyBoard: Alternative Controller 版)

問題なく使える。改造コントローラでの Bluetooth での接続も OK!
日本語配列をファームウェアで英語キーボードのように動作させているため、Surface Go では信号の取りこぼしなどでときどき変なキー暴発をしていたのですが、Pro X にしてからはどういうわけかまったく発生しません。
修飾キーが抜けたりするのは Surface Go 特有の問題だったのか・・・?

Microsoft Surface Mouse

Bluetooth 接続。問題なく使える。

SONY/HT-CT380

SONY のサウンドバー。Bluetooth 接続でオーディオ再生 OK。

Surface Pen(旧型)

Surface Go で使っていた Surface Pen もそのまま使えます。
Go の方でメインに使うかもなので Bluetooth ペアリングはしていませんが、普通に使えました。
CPU 処理能力が高い分か?ペンでの書き心地は Surface Go よりも快適に感じます。

ただ、ちょっと困ったことが。
右側に磁力でくっつけるときに、ピタッとくっつくポジションで電源ボタンを長押してしまうことになります。
当然 Windows は強制終了。
少しだけ下にずらせばいいだけなのですが、ふとした時にやってしまいがち。
これは新しいペン付きキーボードカバーを買えっていうことか・・・?!

Apple USB-C → HDMI アダプタ

MacBookPro で使っていたやつです。うちのモニタには出力できませんでした。
まず、Windows 側で外部ディスプレイの項目が出ないのでそもそも認識していないみたい。
2つある USB-C ポートのどちらでも NG でした。Surface Go では使えていただけに、ちょっと残念。

ソフトウェアのインストール

事前の情報収集である程度わかっていましたが、ソフトウェアは使えないものも結構あります。

動作 OK: Microsoft リモートデスクトップ

Microsoft リモートデスクトップ
https://www.microsoft.com/store/productId/9WZDNCRFJ3PS

ちゃんと ARM 版もある。
問題なくインストールできて、メイン機への接続もいつものようにできました。
Surface Go よりも画面が大きいので使い勝手は上々。

動作 OK: Slack

Windows Store からインストール。
いつもの Team にログインして、普通に使えます。

動作 OK: Firefox Beta

FireFox は ARM 版もリリースしています。
ただし β 版。動作はなかなかに安定しています。
https://www.mozilla.org/ja/firefox/channel/desktop/

動作 OK: Google Chrome

32bit 版のエミューレート動作。
通常のブラウズに加えて Google Play Music での音楽再生も OK。
通常使用で困ることはないですが、「エミュレート動作」という点でメインブラウザは FireFox か Edge にゆずります。

動作 OK: MS OneDrive アプリ

自社製品が動かないってことないですよね。問題なし。

動作 OK: MS Office

プリインストールされているので、動かないってことはないでしょうが。
ちゃんと動きます。
マクロを動かしたりはしていません。

Office 2019 用のライセンスカードが同梱されていますが、Office365 のユーザでインストール台数制限に引っかかっていないなら、そっちのライセンスでも動作します。
MS アカウントでログインするだけ。

Excel で家計簿、PowerPoint でかんたんな図表作成などをしてみましたが思ったよりも起動も早く、操作中に引っかかることもなく実用的です。
これは期待以上。RDP でやろうと思ってましたが手元でもできそうです。

動作 OK: Windows Subsystem on Linux(WSL)

意外だったのがコレ。
ちゃんと Windows Store に ARM 版が置いてありました。
「プログラムと機能」から WSL を有効にするだけで使えます。

Nuxt.jsでビルドしてFirebaseにデプロイまで、問題なくできました。
ブログくらいのライトな開発ならできそう。

動作 NG: Google 日本語入力

残念、Google 日本語入力は使えません。
インストールはできたけど入力切り替えができない。
しょうがないので MS IME をキーバインドだけ設定してそのまま使ってます。

動作 NG: Google Drive アプリ

インストール中に、ドライバ関連で失敗します。
Web 版を使えばいいだけなのですが、不便。

動作 OK: Chromium 版 Edge

まさか Edge がメインブラウザとなる日が来るとは。。。
2020 年 3 月 10 日現在、日本では Chromium 版 Edge は正式リリースされていませんが、ベータ版のダウンロード、インストールはできます。
迷うことなくインストールして、サクサク使えてます。
フリック動作による「戻る」「進む」が地味に便利。
FireFox も対応してくれないかなぁ。

RDP 使用感

メインの RDP での使い方。

画面

画面が広い分、作業は快適。
心配していたような ARM 版ソフトウェアの動作不具合などにも当たることなく普通に使えています。
画面はデスクに置くので視線が下がってしまうのは仕方のないこと。
本体を置くための台を用意しましょう。

ネットワーク

ネットワークの切り替えも、Surface Go よりは安定している感じ。
この辺は Qualcomm のモデム・ドライバがちゃんと仕事しているってことでしょうか。
Surface Go だとネットワーク不調で再起動もちょいちょいしていたので安定しているならとてもうれしい。

電波の悪いところでは LTE ではなく HSDPA になりますが、これは PC ではなくキャリアの問題だと思います。

2020/03/17 追記
先日、外出先の会議で使用してみました。
LTE ネットワークの切り替えはスムーズで、RDP も安定して使用できました!
自宅に戻ってからの Wi-Fi 接続も問題なくできています。
ネットワーク問題で何かと再起動で対応していた Surface Go と比べるとストレスフリー。
ただ、この問題は時間が立つにつれて発生することもあるので、要経過観察。

2020/03/25 追記
先週と同じ外出先で、ネットワークに繋がっていないがホスト解決できない事象に。
DNSがルックアップできていないのか・・・?
NIC再起動は試さずにOS再起動でしのぎました。WindowsでのNIC リスタート方法を調べておこう。

キーボード入力、マウス入力

サードパーティ製ハードウェアとの Bluetooth も安定しています。
使い慣れたキーボードとマウスがそのまま使えるのはポイント高いです。
カスタムファームウェアを載せた HHKB も、特別にドライバを用意することなく使えています。

まとめ?

RDP で使いたい、という当初の目的では期待を裏切らないデキでした。
パワポやエクセル、ブラウザも思っていたよりサクサク動きます。
このまま業務で使い倒していこうと思います!