Anne Pro 2をレビューする
create: 6/17/2020
hhkb Anne Pro 2

1年ほど Alternative Controller で改造した hhkb を特に不満もなく使ってきたんだけど、そろそろ自作キーボードに手を出してみるかなと思い始めました。
でも自作キーボードを自分で設計できればいいけど、良さげなキットはすべて US 配列。
これは、US キーに移行して慣れるしかない!

というわけで、US 配列のキーボードを Amazon で物色。

どうしてもダメだったら、また hhkb に戻ればいいやー
とりあえずで安いキーボードないかなー

で、見つけてしまったのが Anne Pro 2

どんなキーボード?

  • メカニカルキー
  • Bluetooth でマルチペアリング
  • US 配列
  • ソフトウェアから GUI 操作でキーリマップに対応
  • Gateron 赤軸
  • プログラマブルな RGB LED 搭載

特に刺さったのが ソフトウェアからGUI操作でキーリマップに対応 のところ。
hhkb + AltCon + TMK で苦労して作ったプロファイルが、GUI からお手軽にできるらしい。
TAP で Dual Role とかキーマクロとかエラい苦労して作ったのに・・・
コレならきっと使いこなせる!

Gateronは初耳でしたが、Cherry MX の特許切れで作られたクローンみたいなもの?とのウワサ。
しかも本家チェリーよりも静かだとか静かじゃないとか。
hhkb と同じ押下圧(45g)というネット記事を信じて赤軸をチョイス。

安いのを探していましたが、そこまで安くない。
が、高くもない。
メカキー + RGB + Bluetooth + キーリマップありで 9,600 円なら、むしろ安いと思う。
まあ、RGB は要らないが。。。

ポチった

Amazon ストアで本体 9,600 円 + 送料 500 円で合計 10,100 円。

覚悟を決めて、これからは US キーで生きていく所存でございます。

専用ソフトウェアの準備

メーカーから、キー配列やマクロを自由に設定できるソフトウェアが公開されています。
http://en.obins.net/obinskitに Windows 版(32bit, 64bit)、Linux 版、Mac 版があります。
品物が届く前に DL しておきましょう!

ソフトウェアをインストールすると、英語のマニュアル PDF を参照できます(中国語もあるが日本語はない)。
難しいことは書いていないので英語マニュアルでも大丈夫だと思います。

開封の儀

2020/6/16 の深夜に注文して、6/18 の午前中に届きました!
妻に内緒で買ったのに、今日に限って息子の病院付添で家にいたという。
バレて怒られました。


めげずに開封します。


本体と、カラフルな修飾キーのスペア、それにキープラーと USB-A - USB-C のケーブル付き。

接続とキーボード設定の確認

Anne Pro 2 は 英語配列キーボードです。
Windows の設定で、 日本語キーボード から 英語キーボード に変更しましょう。
Windows: キーボード配列を変更する

メカキーの打鍵感

カッチャカッチャうるせぇ(w
今まで使ったことのあるキーボードでいうと、FILCO のマジェスタッチみたいな音がします。

hhkb の Type-S と比べてしまうと、かなりうるさいです。

スイッチの音というより、底打ちと跳ね返りの音みたいなので、打鍵が強すぎるのかも?
そういえば、今まで静音タイプのキーボード使ったところでいつもうるさかった。

スイッチの重さは、思ってたより軽いかも。hhkb よりも軽い力で動く気がします。
でも、ストロークは深め。ちゃんとキーが反応するまでの距離は hhkb よりも深いみたいです。

JIS → US ってどう?

正直、自分との戦いです。
20 年以上 JIS キーマップ一筋でやってきましたが、ここにきて US キーに適応できるのか?!
hhkb への完全適応も 1 ヶ月かかったくらいなのに。
脳内キーボードマップのモデル変換が大変そうです。

大中小カッコ、ダブルクォート、アットマークや四則演算子・・・
プログラマに必須の記号たちの位置の大半の配置が違います。
でもアルファベットが同じなのは助かる。

キーリマップで JIS 配列っぽくすることも考えましたが、そもそものキー数が全然足りないのでやめました。
あとリマップソフトの制約で JIS キー完全再現は無理かも。

アクサングラーブ(バッククォート)がない

って、あれ? アクサングラーブ(バッククォート)がないぞ・・・?

なんと、「`~」の位置にあるべきところにESCキーが!
ソフトから調べてみると、「`~」はFn1キーでレイヤー呼び出しです。ちょっとめんどう。
どっちもよく使うけど、Escの方がよく使うから、このままにしておきます。

なんか Enter じゃなくて「\」を押しちゃう

どうも、JIS キーでは Enter キーの上の方を押していたみたいで、誤爆しまくり。
これは慣れるしかないか。

記号系のキーを間違える

でも覚悟していたほど間違わない。

タイピング速度は?

すんごい下がりました。日本語打ってるときは殆ど問題にならないんだけど、コーディング時に記号の位置違いでかなり間違えます。

https://typing.io/lessons で初回は 20wpm 程度だったけど、1 日で 40wpm まで上がってきた。
JIS キーで 50 超えてたので、同じくらいが目標。

キーリマップ

さて、Anne Pro 2 の目玉機能です!
キーマップを自在に変えられます!

Fn1 レイヤーにカーソルキーの登録

hhkb と同じように登録。もともと TAP キーで右下にカーソル割当はあります。
右下カーソルはホームポジションが崩れるのであんまり使いません。

Home, End, PageUp, PageDown

Home, End, PageUp, PageDown も hhkb と同様に登録しました。

Volume コントロールとかできるのかな?

ボリュームコントロール、ミュートはできました。
あとは一時停止、前の曲、次の曲くらい。あまりマルチメディアキーの設定はできません。
ソフト制御なので、すぐ追加できそうなものですけどね。
できれば日本語特有の「かな」「英数」キーもサポートしてほしいところですが、そもそも US キーマップにはそんなのない。

マクロキーの登録

マクロもかんたんに登録できます。
ソフトに添付の PDF マニュアルと全然インタフェースが違うw

でもなんとなくで、できました。

連続タイプ系のマクロは、あんまりタイミングを早くしすぎてしまうと、ときどきキャラ抜けします。
例えば「nekoha123」と入れているつもりが「nekoh123」になって、「a」が抜けてたりとか。

もうちょっと余裕を持って調整した結果、StartTime を 30ms あけて、Duration を 20ms に設定すると安定するようになりました。
この辺はマシンや BT レシーバのスペックによるかもしれません。
ちなみに BT バージョンは 4.0 が必要です。

いろいろ試してみると、どうやら次のキー入力との間隔が空いていないと不安定なようです。
現在はキーアップ後、次のキーダウンまで 10ms の余裕があれば正常に動いています。これでしばらく様子見。

あと、マクロは TAP と併用できないみたいです。
TAP へのマクロ割当はできず、デフォルトレイヤーにマクロを設定すると TAP が効かず。
TAP でマクロ、使いたかった。。。

Bluetooth

デスクトップ機、Surface Pro X、iPad mini の 3 機にペアリングしてみます。
Bluetooth スイッチが底面だけどアクセスしやすいのはグッド。AltCon だと使いにくいのでスイッチ増設したりしてたので。

接続はかんたん?

かんたんでした。
本機では 4 台までペアリングできます。

  • OS 側ではいつもどおりデバイスの接続画面にして待機
  • キーボードはFn2 + 1 キーを 5 秒間押しっぱなしでペアリングモード
  • OS から認識されるのでペアリング

普通ですね。迷うことはありません。
同様にFn2 + 2長押しで 2 台めのマシンとペアリングできます。

Bluetooth 接続は安定している?

Bluetooth 接続の安定性は、アダプタとの相性にもよるみたいです。

Elecom 製の激安アダプタから TP-Link 製の激安アダプタに変更したら安定するようになりました。
Surface Pro X との接続は安定しています。

ホットキーで接続先を切り替え

ホットキーでの切り替えはFn2 + 1で 1 台目、Fn2 + 2で 2 台目と接続を切り替えます。

マシン側の BT コントローラにもよると思いますが、Surface Pro X への接続はほんとに一瞬です。
TP-Link の激安 BT アダプタをつけているデスクトップ機はタイミングが悪いと 2 秒位待たされます。早いときは一瞬。

どっちにしてもストレスなく、かなり早いです。
今までデスクトップ側は有線接続にしていましたが、2 台とも BT 接続にしています。

プログラマブル RGB

キーボードがキラキラ光る機能。
正直、あんまり期待していませんでした。
試しに光らせてみると、24bit で 1600 万色対応と、カラフルに光らせることができます。
実はソフトウェアから選択できる色数は細かい RGB 指定ができないので、200 色くらいです。十分ですけれどね。

赤や青などの単色はもちろん、全体的にレインボーグラデーションにしたり、押したとこだけしばらく光が残るようにしたり。
プリセットをひと通り見てみるだけでも結構面白いです。

現在は「Star fall」にして、キーを押すたびにほんのり光るようにしています。
12 色がグラデーションのように切り替わります!
自分ではほとんど見ることがないですが、たまに見てると面白い。

自分より、他人に見せる用ですね、コレ。

明るさがうるさいかなと思いましたが、マックスにしてもオフィスレベルの明るさだとあまりわからないです。そこまで明るくないというか。
ちょっと部屋を暗めにするといい感じに光ります!

必要なければ RGB をオフにできるのもいいですね。

全体的な使用感

1 万円、という値段を考えると結構いい感じだと思います。

  • 音はうるさいけど打鍵感は悪くない
  • TMK ほど自由度は高くないがキーリマップが使いやすくて便利
  • マクロの設定が超簡単
  • RGB イルミネーションがきれい

そこそこ気に入ったので、最初の US キー練習機として使い倒そうと思います。
そしていずれは自作沼に・・・

と思ったら、Kemove 66 key という、とても良さげなものを見つけてしまいました。
スペースキー分割、右側のキーも多め。マクロにも対応しているみたい。
コレ欲しい。

2020/06/28
KEMOVE DK-66 買ったが・・・?
買ってはみたものの、微妙でした。

茶軸で白の Anne Pro 2 が欲しくなってきた。

設定ソフトの日本語化

別に英語のままで十分使いやすいのですが、日本語化してみました。
ObinsKit 日本語化計画
よろしければどうぞ。