禊(ミソギ)ビルドガイド
禊(ミソギ・30%キーボード)ビルドガイド
30% 34 キー 禊(ミソギ) v2
30%キーボード、禊(みそぎ)のヘルプ用記事です。
ビルドの助けになれば。
特徴
仕事(文書作成、プログラミング、チャットツールなど)で毎日使えるキーボードとして設計しました。
BLE Micro Pro(以下 BMP)を使って無線化します(有線でよければ ProMicro で OK)。
- 30%オーソリニアで小型
- PCB サンドイッチ構造で軽量(約260g)でもち運びにも便利
- 単4電池一本で無線動作(電池切れでもコンビニで買えます!)
- 有線でも動作します
- 光りません
パーツリスト
基盤以外に下記パーツが必要になります。
必須パーツ
ProMicro互換機
orBLE Micro Pro
- 下記どちらかの組み合わせ
- コントローラを抜き差ししたいなら
- シングルピンソケット (低メス) 1 × 14 (14P) x2 個
- ピンヘッダ 1 × 40 (40P) x1 個
- ピンソケットにフィットにする 13 ピンなら何でも OK
- 長い場合は折って 13 ピン x2 個にします
- 細ピンヘッダだとゆるくて導通しない場合があるので注意
ロープロファイルピンヘッダ(低オス) 1 × 40(40P) 7.7mm- これは多分緩い
- コントローラ固定で良いなら
- なんでも良いのでピンヘッダ 13 ピン x2 個 あれば OK
- コントローラを抜き差ししたいなら
- スイッチソケット kailh x34 個
- ダイオード SMD x34 個
- リードの穴はありますが、スイッチに干渉するので使えません
- MX 互換キースイッチ x34 個 お好みで
- MX 互換キーキャップ お好みで
- スペーサー M2x10mm x5 個
- スペーサー M2x3mm x5 個
- ネジ M2x8mm x5 本
- ホームセンターで買った
- ネジ M2x4mm x5 本
- 3mm でも OK
- ゴム足
- 百均で売ってるやつで OK。家具小物コーナーかな?
BLE Micro Pro 用オプション
BLE Micro Pro(BMP)を単 4 電池で使いたい場合は下記が必要です。
- 横型スライドスイッチ
- DCDC コンバータ
- XCL103使用3.3V出力昇圧DCDCコンバーターキット
- 付属のピンヘッダを使います
- 単4電池ボックス
BLE Bicro Pro 用設定
githubにコンフィグファイルの設定を置いています。
(ProMicro 用は作ってないです)
組み立て
LED はないので、はんだ難易度は低めです。
初心者にもオススメ。
試作基板の注意
こちらは試作基板です。電池ボックスを取り付ける場合、横方向のクリアランスがほぼないのでキツキツです。
このまま組み立ててしまうと基板が反ってしまうため、横方向(X 方向)にほんのちょっと(左右とも0.2mm くらい)やすりなどで穴を拡げてやると良いです。
組み立て順序
- ソケットとダイオードをはんだ付けする
- BMP を使う場合
- DCDC コンバータをコンバータに付属のピンヘッダではんだ付けする
- 電池ボックスをはんだ付けする(極性に注意)
- コントローラの取り付け
- 基盤の表側に取り付けます(ソケットやダイオードとは反対の面)
- ピンソケットを使う場合ははんだ付け
- 取り付けたらコントローラを乗せる前にマスキングテープで端子面を保護します
- コントローラを載せ、マスキングテープを突き破ってピンヘッダを刺してください
- コントローラとピンヘッダをはんだ付けしてください
- コントローラを直接はんだ付けする場合
- BMP ではない、通常の promicro の場合は外側端のピンを使いません
- ピンヘッダを先に基盤にはんだ付けしてください
- コントローラからはみ出たピンはスイッチプレートに干渉しないように切る
- BMP のファームウェアはBLE-Micro-Pro-WebConfiguratorから最新化しておいてください。
- bootloader は
0_11_0
- application version は
ble_micro_pro_default_0_11_3
- bootloader は
- 動くかな?
- いくつかスイッチを刺すかショートさせてみて、動作確認してください
- リセットスイッチは取り付けません、ピンセットなどでショートさせてください
- リセットをよく使う場合はキーマップの中に入れておくと良いです(
KC_RESET
)
- メイン基板にスペーサーを取り付け
- 左手前、コントローラの右上に 1 つだけボトムから通せないスペーサーがあります
- ここだけ先に、上向きにスペーサーを取り付けます
- ボトムプレートの取り付け
- 3mm スペーサーと 8mm ネジでメイン基板の下から締める
- 中央のねじはメイン基板と締めると安定するかと思いますが、分解が面倒になるのでお好みで・・・
- スイッチプレートの取り付け
- ボトムプレートから伸びているネジに 10mm スペーサーを取り付ける
- スイッチプレートの右手前コーナーと電池ボックスから通す
- 電池ボックスに余裕がなくてキツキツです(反省)
- スイッチの取付
- MX 互換スイッチをはめていきます。
- 4 つ角から入れていくとはめやすいかと思います
- トッププレートの取り付け
- 4 つ角とメイン基板からでているロゴ右上のスペーサー 5 箇所を 4mm ネジで締めます
- キーキャップを取り付けて完成!
参考: キーマップについて
参考まで、以下の用途でレイヤー定義しています。
(慣れは必要ですが)プログラミングする仕事でも普段使いで問題なく使えます。
github のキーマップ
- レイヤー 0: 通常マップ
- ハイフンがないので
I
とO
のコンボキー(同時押し) - スペースキーは長押しでレイヤー 3
- Enter, Backspace などはレイヤー 3
- ハイフンがないので
- レイヤー 1: テンキー用(試験的)
- レイヤー 2: 数字・記号用
- レイヤー 3: hhkbレイヤ(移動・ショートカット・一部記号)
- Enter
- vim 移動キー
- コピペ用のショートカット
- ハイフンなどの記号
- レイヤー 4: Mac 用(試験的
- レイヤー3とほぼ同じ動作をmacでできるように
- レイヤー 5: Fn キー、BMP 接続
- Fn1(win でいうヘルプ)は使わないので未定義
- スクリーンショット
- 仮想デスクトップ移動
- マクロキー
- Bluetooth接続関連
- レイヤー 6: コンボキー定義
謝辞
@plyfnc 様
人柱になってくれてありがとうございます!
コンフィグファイル一式間違って公開されていたのを指摘していただきました。