やっぱりHHKB(JIS配列)に戻ってきた
早まって処分しなくてよかった。
JIS 配列サイコー。
Anne Pro 2
を気に入って、しばらく US 配列のキーボードを使っていましたが、今日から結局HHKB
+AltCon
に戻ってきてしまいました。
Anne Pro 2 も悪いわけではないですが、やっぱり物理キーの多い JIS 配列の HHKB が便利なのです。
HHKB と Anne Pro2 で、気になるポイントを表にしました。
HHKB+AltCon | Anne Pro 2 | |
---|---|---|
日本語切り替え | 1 キー | 2 キー同時押し |
チルダ(~) | Shift+^ | Fn + Shift + Esc |
マクロキーの暴発 | ほとんどしない | 慣れても毎日 |
Bluetooth 接続 | 1 台 | 4 台切り替え |
マクロ登録 | 面倒 | 簡単 |
キーの重さ | 軽い | 超軽い |
本体の重さ | 軽い | 重い |
日本語切り替え
日本語の切り替えは「変換」と「無変換」のある JIS キーが便利です。
US キーだと足りないので、マクロと合わせて 2 キー同時押しにしていました。
コレ自体は慣れればそんなに不便ではないですが、やっぱり親指で一発の方に分があります。
チルダ(~)
プログラム書いたり、bash 使ってたりするとよく使うんですよね・・・
ホームディレクトリに行きたいだけなのに、3 キー同時押しはけっこう面倒。
あと、日本語で語尾のばしたりとかね~
JIS の方が楽なんだよね~
他にも@
、:
など、プログラム使用頻度の高いキーが 1 キーで押せるのも JIS キーのいいところ。
シングルクォート、=
は JIS の方が 2 キー同時押しなので多いです。
記号や数字を切り替えず、ひたすらローマ字で日本語を打つだけなら US 配列も JIS 配列も変わらないです。
マクロキーの暴発
Anne Pro 2
の惜しいところ、とも言えますがタップと Fn キーの組み合わせで暴発しやすいです。
QMK では TAP キーの長押しは指定時間待たないと反応しませんが、Anne Pro 2
の場合、Fn+キーの組み合わせを認識すると TAP 時間を待ってくれません。
スペースキーに TAP 設定して、長押しにFn
を割り当てている環境で顕著です。
例えば
cd ..
と入力したいだけなのに、Fn
+.
にPageDown
が割り当てられていると.
を打つ前にキーアップし切れていないSpace
の長押し機能で、PageUp
が有効になってしまうのです。
高速入力していると前のキーが残ってしまうことがあると思うんですが、これが敏感すぎるんです。
そんな設定にするな、といえばそれまでなんですが Space キーにFn
を割り当てると指の移動が少なくて便利なんですよね~
HHKB に戻った最大の理由です。
テンポよく打鍵しているときに暴発するとかなりストレスです。
Bluetooth 接続
これは Anne Pro 2 の完勝です。
Anne Pro 2 では、Fn2+1 ~ 4 のキーで、4 台の接続先を瞬時に切り替えられます。
デスクトップとノートを行ったり来たりする場合にすごく便利。
HHKB+AltCon では複数台のペアリングを記憶してはおけますが、複数台をホットキーから切り替えることができません。
マクロ登録の簡潔さ
Anne Pro 2 の場合、マクロは専用ソフトウェアから簡単に登録して書き込みもできます。
この手軽さはいいですね。
ただ、ソフトウェアを終了してしまうとマクロとキーのバインドを覚えてくれず、新しいマクロを登録したり変更したりするときにいちいち全マクロの登録が必要なのが面倒。
覚えてくれているときもあったと思うので、なにか条件がありそうです。
Bluetooth 接続でバッテリーを使い切ったらマクロが飛んでしまうのも地味に面倒でした。
HHKB+AltCon の場合、マクロは C のプログラムいじってビルド、QMK Tool Box から書き込む必要があります。
コーディング好きにはいい修行ですが、最初の一歩がかなりハードル高いです。
ファームウェアへの書き込みになるのでバッテリー切れでも消えません。
キーの重さ
HHKB も軽いほうなのですが、赤軸の軽さに慣れてしまっていたため重く感じます。
赤軸はリニアにすっと最後まで押し切ることができます。
HHKB は静電式で、明確なクリックポイントがないのでどこまで押して良いか感覚的に分かりづらいのもあるかもしれません。
でも赤軸のつもりで押下すると、底突きする前に打鍵できるので以前よりタイプ音が静かになりました!
本体の重さ
HHKB は基盤以外ほぼプラスチックなので、そこそこ軽いです。
AnnePro2 は鉄板でも入っているのか、ずっしりと重いです。
毎日持ち歩く場合、ちょっと気になるかもしれません。
在宅勤務なら関係ないですけどね。
JIS キーに戻ってみて
戻ってまだ初日です。US キーのクセで、記号キーの位置を間違えまくります。
日本語切り替えをSpace + J
とSpace + F
に割り当てていたのですが、これ間違いまくり。
せっかく 1 キーで良くなったのにw
もしかしたら数カ月後にまた US キーに戻りたくなるかもしれません。
その時、なんで JIS キーに戻ったのかを思い出せるようにここに記録しておきます。
気になる市販品
FILCO MINILA-Rが発表されました。
Cherry MX 軸を好みで選べて、Bluetooth はハードキーで 4 台切り替え。
4 種のカラバリもいいですね。
市販品ではだいぶ理想に近いです。
これにマクロ機能があれば完璧です。
って、え?電池なの?USB 充電じゃなくて?