aliasを使おう!
コマンドラインを便利に使う
Mac で開発するなら、コマンドラインに慣れましょう。ターミナルをいつも開いておいていつでもコマンド実行できるようにしておくと便利です。
alias コマンドとは
コマンドは便利ですが、定形作業を毎度入力するのは面倒ですね。
そんなときはalias
を登録することで、作業を定型化することができます。
alias
はエイリアス
と読み、固定のコマンドに別名を付けて呼びやすくします。
ド定番その 1、l
ls
コマンドでよく使うオプションをl
とll
にalias
を割り当てるのがわかりやすいサンプルです。
通常、ls
コマンドでは検索結果が名前のみずらーっと表示されます。
$ ls
_config.yml firebase.json package.json themes
_memo functions scaffolds yarn-error.log
db.json node_modules source yarn.lock
ls
コマンドに-l
オプションを付けると、結果をリスト表示できます。
詳細情報として名前に加えてアクセス権限、ユーザ、グループ、サイズ、最終更新日が表示されます。
$ ls -l
total 2296
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 2029 10 11 22:29 _config.yml
drwxr-xr-x 8 nekoha staff 256 10 22 18:17 _memo
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 760799 1 7 16:24 db.json
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 229 9 20 21:52 firebase.json
drwxr-xr-x 9 nekoha staff 288 10 3 13:04 functions
drwxr-xr-x 672 nekoha staff 21504 10 26 23:46 node_modules
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 1153 10 26 23:46 package.json
drwxr-xr-x 5 nekoha staff 160 10 18 17:30 scaffolds
drwxr-xr-x 12 nekoha staff 384 10 31 23:30 source
drwxr-xr-x 3 nekoha staff 96 9 30 15:57 themes
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 139114 9 21 00:13 yarn-error.log
-rw-r--r-- 1 nekoha staff 258179 10 26 23:46 yarn.lock
よく使うコマンドなのでls -l
をl
のみで呼び出せるようにalias
登録します。
alias l='ls -l'
これで、l
のみでls -l
コマンドを呼び出せるようになりました!
ド定番その 2、ll
同様に、.
から始まる隠しファイルまで表示させるためにls -al
コマンドをll
に登録するのがメジャーな方法です。
alias ll='ls -al'
~/.profile に登録しよう
ターミナルを開くたびにalias
を登録し直すのは面倒です。
初期設定に入れてしまいましょう。
ユーザディレクトリ直下の隠しファイル、.profile
をいじります。
vi
エディタからで編集するのが定番ですが、vi
の操作方法はちょっと特殊なので、手っ取り早く Mac のテキストエディタで編集してしまいましょう。
open ~/.profile
これで下記のalias
を一番下に追加し、Command + S
で保存しておきます。
alias l='ls -l'
alias ll='ls -al'
これでターミナルを新しく開いたときにalias
が有効になります!
ちなみに
個人的によく使うalias
をさらします。
# git をよく使うので
# まだoriginにないブランチをプッシュ
alias newpush='git push --set-upstream origin `git rev-parse --abbrev-ref @`'
# 強制プッシュ
alias pushf='git push -f'
alias gcon='git rebase --continue'
alias amend='git commit --amend'